-:現地見学時のチェックポイント
物件を購入する前に、現地を実際に見てみることが大切です。その際、以下の点に注意しておきましょう。
1.住まいのバリアフリー
今は元気であっても、年齢を重ねるごとに、どうしても体への負担は生じます。
将来的に、手すりなどをとりつけたり、特殊なベッドを使うようになったり、
車いすを使ったりするケースがないとも限りません。
通行スペースなど間取りに余裕があった方が、
そのようなケースにも対応しやすくなります。
毎日を安全・快適に暮らせるようバリアフリーに配慮された住宅か確認しましょう。
2.周辺環境は歩いたときの感覚を大切に
「駅からの所要時間が、広告に記載されている時間よりも長く感じた」
というのは、若い人にもよくある事だと思います。
駅や公共施設からの所要時間を、ご自身の足で確かめてみるのは重要な事です。
また、坂道の多さ、傾斜、階段の多さなども確認しておきましょう。
高台にある物件は、眺望が良いので人気がありますが、
若い人にとってはあまり気にならない上り坂や階段も、
高齢になると辛く感じるものです。
車や自転車の交通量なども、気を付けておくポイントです。
「事故が多発する交差点が近くにある」「道幅が狭いところを、車が多く走行する」
といったことも、リスクとして認識しておくと良いと思います。
3.周辺環境は高齢者が暮らしやすい街か見据える
病院や老人健康施設、デイサービス等の医療福祉サービスが利用しやすいかどうかは、
物件選びの重要なポイントです。施設が近くにあるかだけでなく、
高齢者向けの行政サービスについてもチェックすると良いと思います。
また、スーパーマーケットのような商業施設が近くにあると、
日常の買い物に遠出をしなくてよいというメリットがあります。
静かな環境を求めた住みかえの場合、公園や緑地の存在が重要なポイントです。